よき友・うま酒・商売繁盛 blog

--2008年9月記事--

  第1回「青雲」試飲250.jpg 本サイトの"イベントご案内"コーナーで先日紹介した本<酒販ビジネス館>主催「名酒交流会<青雲>」が、予定通り9月25日(木)の午後3時に、東京・西新橋の名酒居酒屋「田村町 升本」で開催された。
 キャッチフレーズを"新世代蔵元と酒販店の出会いの場"としたように、コンセプトは若手蔵元が手塩にかけた日本酒を、やはり若手主体の酒販店主が試飲し、料理とともに賞味、かつ両者が膝をまじえてじっくり交流・交歓しようというもの。
  試飲会・展示会というと多数の蔵元の     試飲ブースの前を、さらに多数の来場者が試飲もそこそこに流れていく形式 第1回「青雲」交流会・2 250.jpgがほ  とんど。また、いわゆる"楽しむ会"となると、ファンやマニア、飲食店などが混じってプロ・アマ混合のイベントとするケースが多い。
 造りのプロ=蔵元と小売りのプロ=酒販店が盃を交わしながら、互いの人間性まで感じ合うイベントはなかなかないのが実情だ。ないならつくるしかない。
今回の名酒交流会は、そんな意図で企画された。「青雲」の名称には、未来への希望と可能性の意味をこめた。
 (右写真は、上が試飲、下は交流会の一こま)

 さて、出品酒3品をもって参加した蔵元と銘柄は以下の通りである。

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 9月17日(水)、第34回日本名門酒会全国大会が、東京・新宿の京王プラザホテルで開催された。
いまさら説明するまでもないが、酒類卸㈱岡永(本社・東京)が主宰する酒販店と酒類メーカーの全国グループだ。
08名門酒会250.jpg 名門酒会の歴史はその名の通り日本酒の地方名酒=地酒の普及史そのものであり、専門店をめざす酒販店の発展史でもある。毎年開催される大会には全国から加盟店とメーカーが結集し、いくつもの会場に設けられた展示と試飲ブースでは、多種多様な商品とノウハウが提案され、日本酒発展と加盟酒販店繁栄のための指針が提起されている。

 しかし、今回の大会はこれまでとはちょっと違った環境下での開催となった。目下問題の"汚染米"不正流出が、酒類にまで波及しているさなかでの開催だからだ。しかも、日本酒で唯一汚染米が混入した疑いが生じた熊本の「美少年」は、同会のメンバー蔵である。
 今回の不幸な事態に対して、同会の飯田永介本部長(岡永社長)は開会の挨拶で、誠に残念とするとともに、農水省の管理のずさんさに憤りを感じるとのべた。
その上で、「良酒をお客様にお届けする」という同会の存在意義は今後ますます高くなってくると語り
間違いない「純米酒」を中心に、あらためて「特定名称酒」全体を打ち出すことを訴えた。さらに「米から育てた純米酒」のように米の出処までしっかりと把握(トレーサビリティ)できるものが存在感を増すとのべた。
 さて、毎年注目されるのは、工夫され提案に満ちた展示会場だ。今年は"蔵元ブース"が97、"テーマブース"が21も用意されていた。

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 どうやら地方の日本酒蔵は世代交代の時期を迎えているのかもしれない。30歳代の若い蔵元が次々と東京市場に名乗りを上げているような気がする。高度成長や地酒ブームの恩恵に浴した親世代に対して、今は日本酒不遇時代にあるといってよい。
 そんな中でも若手蔵元は未来を見つめながら丹精こめた作品、自慢の酒をPRする。これが応援しないでいられようか

次世代日本酒・1 250.jpg若手蔵元11人が結集して試飲会

  9月14日(日)、東京・渋谷で開催された日本酒イベント「次世代の日本酒を醸せ!第2回 若手の夜明け2008 in こまばエミナース」はまさに若手蔵元の作品展示・試飲会であった。長野県の伴野酒造常務・伴野貴之さんをはじめとする11蔵の若手蔵元が共同開催したイベントである。
 午後1時から3時30分までの間に来場した酒販店・飲食店・業界関係者に日本酒大
好き人間たち約300名に及び、その主力がやはり30代中心の若手とあって、各試飲コーナーとも熱気に溢れていた

 出品銘柄と生産者を以下、簡単に紹介しよう。

次世代日本酒・2 250.jpg 「陸奥八仙」(青森・八戸酒造)
 「一白水成」(秋田・福禄寿酒造)
 「日輪田 萩の鶴」(宮城・萩野酒造)
 「山和 わしが國」(宮城・山和酒造店)
 「楯野川」(山形・楯の川酒造)
 「浅間山」(群馬・浅間酒造)
 「大盃」(群馬・牧野酒造)
 「町田酒造」(群馬・町田酒造店)
 「澤の花」(長野・伴野酒造)
 「白隠正宗」(静岡・高嶋酒造)
 「紀土」(和歌山・平和酒造)

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 ご存知でしたか? 10月1日は「日本酒の日」ですよ!! とアピールする街頭デモンストレーション(つまり、デモ)が9月27日(土)に東京のど真ん中で挙行される。目下不振の只中であえぐ日本酒を消費者に見直してもらいたいという願いがこめられた前代未聞のデモである。少なくとも筆者は今までに聞いたことも見たこともない。
 このデモを発案・企画したのは、人気銘柄「醸し人九平次」(名古屋市・萬乗醸造)の若き蔵元・久野九平治さん。いまさら紹介するまでもないだろうが、フランスの高級レストラン向けに輸出するなど国内外の活動ぶりが話題になっている。
 その久野さんが、現在の日本酒へのやむにやまれぬ思いから今回のデモを発案した。筆者も1年ほど前のある席で、こんなことを考えているのだが、と打ち明けられた。その後、熱い思いをしたためた文章も送ってくれたが、本当に実行までこぎつけるとは思えなかった。
 大変な時間と労力・費用がかけられたのではないかと推察される。正直いって、心動かされた。なんの力にもなれなかったことが悔やまれて、とにかく参加だけはさせてもらうことにした。

 デモは100人限定の申込み制(警察への申請上の理由から)で、すでに締め切られているようだが、沿道から拍手・声援くらいはいくらでもできるので、その気がある人はデモ・コースの途中で待っていてほしい(ただし、沿道をデモることはご法度です)。
デモの概要はこうだ。
 午後1時15分に銀座1丁目の「水谷橋公園」に集合して、2時にスタート。数寄屋橋・有楽町を通って、日比谷公園で3時に解散。約1時間の、おそらくのんびり楽しいデモ行進になりそう。

 最近は聞きなれないデモなどと聞くと、エッと身構える方も少なくないだろうしかし、民主主義、市民社会には欠くことのできない、ごく当たり前の表現手段だ。デモの数と多様さは民主社会のバロメーターといいってもいい。
 おそらくデモと聞いて冷笑を浮かべたり、斜に構えたりする人もいるだろう。しかし、現在の日本酒の減退ぶりを考えれば、酒造関係者や日本酒を売る酒販店の中からなにか行動が起こされない方がおかしいと筆者は思う。今回のデモが、その初めの一歩になればいいのだが。