よき友・うま酒・商売繁盛 blog

--2008年10月記事--

衝撃的!! 日本の食と農業の危機

醗酵リンク・講演250.jpg 「日本の醸造文化の賜物である日本酒と醗酵調味料、醗酵食品、各地に散らばる伝統の味わいを知り、健やかな食材とともにみんなで楽しみたい」という思いから、藤田千恵子さんが呼びかけ、主宰する「醗酵リンク」。毎年秋に、食を考えるセミナーと、蔵元が供する日本酒を飲食店が供する料理とともに楽しむパーティの、2部構成のイベントを開いている。
 その第6回目のイベントが、10月19日(日)17時から、東京・飯田橋のコートメダリオンで開かれた。
醗酵リンク・会場内250.jpg 今回のセミナーは「日本の食は安すぎる!」の著者・山本謙治氏が「日本の食を買い支える」の演題で1時間講演した。(写真は会場内の、講演風景とパーティ風景)

 山本氏は、事故米・食肉偽装問題の背景には食品が不当に安い現実があると、冒頭から熱く語り、その後も食料自給率の異常な低さ、滅びつつある日本農業、異常気候・環境激変、日本型食生活の崩壊など、背筋の寒くなるような現実と近未来を矢継ぎ早に解き明かしていく。
 山本氏の結論の一つは、すべての小売り価格を2倍にしない限り、食が安全になることはない、だった。あっという間に1時間がたってしまったと思えるくらい衝撃的な内容の講演だった。

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"辛口の酒"を見直し、造り直す

辛口酒・貴・220.jpg "辛口"といえば、ひと頃は"地酒"や"うまい日本酒"の代名詞だった。今ではちょっとでも酒を知る人なら、「辛口だからうまい酒というわけではない」くらいの知識はある。それでも一般的には「辛口のお酒ないの?」がまだまだ幅をきかせている。それでいて辛くもない酒をオイシイ! といって飲んでたりする。一方、日本酒党の中には本当にガツンとくる辛口好きもいる。
  このように"辛口"は主観的であいまいな概念になっている。そんな"辛口"にあえて一石を投じるような試飲会を開かれた。10月12日(日)、東京・渋谷のこまばエミナースで開かれた「味ノマチダヤ」主催の「辛口酒」試飲会だ。キャッチフレーズは"辛口百景
"。

 いつもながらマチダヤの試飲会はテーマ設定が面白く、これまでに日本酒や本格焼酎の 辛口酒・会場風景250.jpg様々なトレンドをつくり出してきた。今回のテーマも、ある料飲店関係者が「そのま  まメニューの特集頁にしたい」と語っていたようにコンセプト明確なものである。
 出品酒蔵は26社、来場者は取引先の飲食店主体で限定の100名。蔵元も来場者も圧倒的に若い人が多く、後者は女性比率も高い。各蔵の出品酒は辛口酒だけでなく、通常の酒も試飲に供していたが、ここでは辛口テーマの出品酒で印象に残ったところを、蔵元自身の説明も交えながら、簡単に紹介しよう。(写真は上が「貴」永山酒本家造場の永山蔵元、下が会場風景)

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