地ビールの殿堂「麦酒倶楽部ポパイ」で20種類を賞味
地ビールのメッカといえば、東京・両国の地ビール専門パブ「麦酒倶楽部ポパイ」だ。地ビールは一時のブームが去ってから長い低迷が続いているが、創業23年のこの店だけはいつも別世界のような熱気である。全国(一部海外)から集めた個性的なビールが常に60から70種類も揃っている。
オーナーの青木辰男さん(56歳)は、ほれこんだ地ビールを「実はこの間、味も質もどんどん向上しているんです」とアピール。ほとんどが上面発酵の"エール"や小麦の"ヴァイツェン"などの個性派ビールで、量産のNBビールとは異なる職人技の小規模生産がメインなので、「もう地ビールではなく"クラフトビール"と呼んでほしい」とも提案している。
しかも「ポパイ」のクラフトビールはすべて生樽で取り寄せたもので、ビアセラー(冷蔵貯蔵室)からチューブで引いて、カウンターとバックにずらり並んだタップから最高の樽生ビールとして注がれる。ポパイがクラフトビールのファンを惹きつけてきたのは、その個性派樽生のうまさである。それは青木さんの情熱の結晶といっていい。
そんなファンたちが目を輝かして集まったのが、11月23日(日)午後3時から開かれた「ストロングエール・フェスト」だ。アルコール度8%以上のストロングなエールばかりを揃えて堪能しようという、マニアックなイベントである。開場前から店前には列ができたほどの盛況ぶりで、すぐに店内は満杯に。ビア樽をテーブル代わりに立ち飲みする一団も。若い客や女性も多く、何種類ものグラスを回しながら感想をいい合っている様子は、地酒ブーム初期のマニアたちを想い起こさせる。(写真上は「麦酒倶楽部ポパイ」の入り口、下は店内、ストロングエール・フェストの賑わいぶり)

