よき友・うま酒・商売繁盛 blog

--2009年1月記事--

2009年以降を、黒木・佐藤・豊永・四ッ谷 4蔵元が語る

 芋をリード役に市場を広げてきた本格焼酎も今、一つの曲がり角にあるようだ。「焼酎楽園」小林昭夫編集長は、2008年の本格焼酎に起こった出来事を<「事故米」不正流通事件>、<大手メーカーの混和焼酎の伸び>、<酒質の多様化・均質化>の3つのキーワードにまとめている。
焼酎・PD 250.jpg では、2009年以降の本格焼酎はどうなっていくのか。そんなテーマを論議する場として、同誌が企画・主催したのが、1月18日、東京国際フォーラムで催された「シンポジウム 本格焼酎の未来を考える」だ。
 小林編集長が司会を務めるパネル・ディスカッションには、パネリストとして、以下の4蔵元が招かれて登壇した。いずれの蔵元も南九州各県の焼酎業界を代表する、一家言ありの論客と見うけられた。
 黒木本店(宮崎「百年の孤独」)・黒木敏之氏、佐藤酒造(鹿児島「佐藤」)・佐藤 誠氏、豊永酒造(熊本「豊永蔵」)・豊永史郎氏、四ッ谷酒造(大分「兼八」)・四ッ谷岳昭氏。
 小林編集長が提起したディスカッションの2つのテーマは次のようなものであった。
 1.本格焼酎の安全・安心について
 2.本格焼酎の現状と将来について
 1.のテーマでは、やはり"事故米"問題が焦点になった。4蔵元とも問題になるような原料米を使う蔵ではないことを小林氏がことわった上で「今回の事件をどう考えるか?」が質問された。ごく印象に残った発言のみ簡略に紹介しておこう。

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2009年を新しい酒販店像創造の第一歩に

    あけましておめでとうございます。昨年暮のご商売はいかがでしたでしょうか。前年並みの売上げなら上々というのが酒販店の実情ではなかったかと思います。そんな皆さんにとって、2009年が本当におめでたい年になることを祈念しております。

  おせち&お燗2 150.jpg   さて、今年の酒販業界の環境だが、専門家の意見では、年内一杯くらいは景気も回復しないとのことで、しばらくは酒類販売も暗いトンネルを抜け出られないかもしれない。しかし、今回の大不況の中にも、たとえば円高によって新しい需要(海外旅行や輸入品)が生まれているように、悪い話ばかりではないと聞く。どんな状況でも、なんらかの商機はあるというのだ。けっして後ろ向きの発想に陥らないようにしたいものである。
 前向きに考えれば不景気が生んだ"価格志向"でさえ、一つの商機といえなくもない。安さへの希求
に応える「商品」や「売り方」に一つのチャンスはある。昨年から噴き出した"安全・安心"願望にも大きなチャンスはある。
昨年末からマーケティング関係者が騒いでいる"巣ごもり消費"や"イエナカ消費"、あるいは"つもり消費"なる傾向にも、新しい需要が生まれているはずである。前向きの姿勢でツボをおさえた「商品」「売り方」の腕の見せどころだと思う。
お酒を飲むことが生活や人間関係を楽しく、豊かにするような「提案力」を発揮していただきたい。
長い目で見ると、この不況局面は戦後何回目かの酒販店淘汰の季節になるかもしれない。少々の厳しさや苦しさは耐え抜いて、まず生き抜くこと。そして、その向こうにやりがいのある新しい酒販店像を創造すること。2009年をそんな第一歩にしていただきたい
。(小島)