2009年を新しい酒販店像創造の第一歩に
あけましておめでとうございます。昨年暮のご商売はいかがでしたでしょうか。前年並みの売上げなら上々というのが酒販店の実情ではなかったかと思います。そんな皆さんにとって、2009年が本当におめでたい年になることを祈念しております。
さて、今年の酒販業界の環境だが、専門家の意見では、年内一杯くらいは景気も回復しないとのことで、しばらくは酒類販売も暗いトンネルを抜け出られないかもしれない。しかし、今回の大不況の中にも、たとえば円高によって新しい需要(海外旅行や輸入品)が生まれているように、悪い話ばかりではないと聞く。どんな状況でも、なんらかの商機はあるというのだ。けっして後ろ向きの発想に陥らないようにしたいものである。
前向きに考えれば不景気が生んだ"価格志向"でさえ、一つの商機といえなくもない。安さへの希求
に応える「商品」や「売り方」に一つのチャンスはある。昨年から噴き出した"安全・安心"願望にも大きなチャンスはある。
昨年末からマーケティング関係者が騒いでいる"巣ごもり消費"や"イエナカ消費"、あるいは"つもり消費"なる傾向にも、新しい需要が生まれているはずである。前向きの姿勢でツボをおさえた「商品」「売り方」の腕の見せどころだと思う。
お酒を飲むことが生活や人間関係を楽しく、豊かにするような「提案力」を発揮していただきたい。
長い目で見ると、この不況局面は戦後何回目かの酒販店淘汰の季節になるかもしれない。少々の厳しさや苦しさは耐え抜いて、まず生き抜くこと。そして、その向こうにやりがいのある新しい酒販店像を創造すること。2009年をそんな第一歩にしていただきたい。(小島)
