日本酒を中心に試飲して回る
昨日、3月3日に千葉県の幕張メッセで開幕した「FOODEX JAPAN2009」(第34回国際食品・飲料展、6日まで)。駆け足で"酒ゾーン"を見て回った。
率直な感想だが、なにか年々酒のスペースが縮小しているような気がする。日本酒造組合中央会は「本格焼酎&泡盛」の統一展示ブースを設けているが、日本酒のはナシ。その焼酎ブースもブームが一段落してだいぶたっているためだろう、一頃の賑わいはなくなり、ちょっと寂しかった(右写真)。
焼酎蔵単独で出展した企業も少なかったが、日本酒も県単位の組合ブースは
福岡のみで、あとは意欲的な蔵元が15社ほど単独で出展していた。
そんな酒ゾーンの真ん中で、ひとり華やかさをふりまいていたのは「ろじゃな(ROJANA)」(ロジャナリカージャパン)ブースだ。"日本の焼酎の原点、タイ王国に在り"を掲げて、タイ産の黒糖焼酎を展示。何人かのキャンペーンガールが試飲を勧めていて、ここだけ花が咲いたような明るさだ(右写真)。
きれいなお姉さんに勧められるままに、その黒糖焼酎から試飲。国産に比べると甘くソフトで、後味もいい。同じ「ろじゃな」のマンゴーとココナッツのリキュールも一口。どちらも甘すぎず飲みやすいが、とくにココナッツは初めての味で、女性にウケそうだ。
さて、日本酒を中心にきき酒して回ることに。初日とあって各社とも社長が陣頭指揮に立っているので、旧交を温めるのにも好都合だ。
まずは新潟の「菊水」から。高澤大介社長が笑いながら上を指さすので見上げ
れば、社名の看板が「Yes,we 缶(can) 菊水酒造」となっていた(右写真)。ダジャレもタイムリーだとシャレになる。
試飲は新しく発売した缶入り「ふなぐち菊水一番しぼり<薫香>」を。確かにいつもながらの飲み応えの中に一種のこうばしい香りが立つ。ふなぐちに自社の酒粕焼酎を混ぜたものを"生原酒"(19度)仕立てで製品化したものだ。
一昨年に福島に生まれた新進蔵、「人気一」の人気酒造に立ち寄る。遊佐勇人社長自ら接客にあたっている。定番酒は飲む機会も多いので、限定生産の11%の活性うすにごりを試飲。口中にはじける自然のスパーク感がラムネのようで快い。日本酒の活路の一つは、こうした活性酒や発泡酒にあると再確認した。値段は230mlビンで500円、ワンコイン。
その後、フーデックスに欠かせない「日本名門酒会」(岡永)に、低アル発泡酒を前面に出している静岡「花の舞」、モダンな新製品「9(NINE)」を発売したばかりの岡山「御前酒」などを回った。
やや異色のブースは昨年から出展している「味ノマチダヤ」だ。ご存知の通り東京・中野にある、酒類専門店の代表。最近は"カップ酒ミニブーム"を仕掛けるなど酒のプロデューサー的存在の木村賀衛社長も立ち会って、飲食店関係者への提案に余念がなかった。4月19日(日)に
は、「本格焼酎ルネッサンスin東京」を開くので、とお誘いをうけた。今年で12回目を数える、東京の焼酎ブームの震源地になった大イベントである。その模様は本ブログでレポートしたい。(右写真はマチダヤのコーナー)
最後は、これもフーデックス酒ゾーン定番"酒の肴・珍味"の伍魚福に。こちらは珍味プロデューサー、山中勧社長が陣頭で新しいカタログ(まるでグルメ誌!!)を配っていた。できるものなら、ここの珍味をいくつか片手に試飲して回りたかった。不謹慎のそしりを覚悟でいうが、フーデックスをカフェテリア方式居酒屋として、楽しみたい。
