次世代発"下克上"は本当に勃発する!?
毎年恒例の若手蔵元の日本酒イベントが6月28日(日)に、東京・渋谷で開かれた。蔵元有志が自主的に運営する「若手の夜明け 2009 in こまばエミナース」で、今年3回目を迎えた。
呼びかけ文のタイトルに「次世代蔵元大江戸の乱」「日本酒下克上!!」のドキッとするようなコピーが踊っている。そこに表われた若い意気込みがほほえましい。願わくば本当に"次世代の乱""下克上"が
日本酒市場を活気よく泡立ててほしいものだと思う。
今回の出展蔵元は14社。確かに各ブースで来場者に応対する蔵元・スタッフともみんな若くて、30
歳代がほとんど。飲食店・酒販店関係の来場者もやはり若い。女性の姿も目立つ。
焼酎ブームで浮上した焼酎派飲食店・酒販店の若い店主・スタッフが、そのまま日本酒を求めて流れてきたのではないかと思わせる光景だ。それだけ他の日本酒イベントは中高年層が主体になっているということなのだが。
以下、14蔵の出品酒を北から紹介しておこう。
陸奥八仙(八戸酒造・青森)/日輪田(萩野酒造・宮城)/山和(山和酒造店・宮城)/一白水成(福禄寿酒造・秋田)/一品(吉久保酒造・茨城)/大那(菊の里酒造・栃木)/浅間山(浅間酒造・群馬)/大盃(牧野酒造・群馬)/町田酒造(町田酒造店・群馬)/相模灘(久保田酒造・神奈川)/昇龍蓬莱(大矢孝酒造・神奈川)/澤の花(伴野酒造・長野)/白隠正宗(高嶋酒造・静岡)/紀土(平和酒造・和歌山)
さて、皆さんはこのうち何銘柄をご存知だろうか。筆者はなるべく初めての銘柄を中心に半分ほど試飲したが、酒質に難点のある酒は一つもなかった。
あらためて新進蔵元の真摯さと、日本酒の可能性を認識した次第である。
