よき友・うま酒・商売繁盛 blog

--2010年8月記事--

多種多様化する日本酒の原料米品種、大集合!!

「飲み比べ!88種の原料米」

原料米88品種飲み比べ壇上.jpg 8月8日(日)16:30、日本酒研究家として活躍する松崎晴雄氏が主宰する「日本酒市民講座」がユニークなイベントを開いた。
 13年間も続けられた講座はこの日で88回目。そこで"米寿"を記念して、この8並びの日、原料米88品種から造られた酒を一堂に集めて試飲パーティを催した。100人近い市民講座受講者や日本酒ファンがつめかけた会場はおなじみの東京・有楽町の日本外国特派員協会(プレスクラブ)。

 市民講座の名にふさわしくプログラムは学習色の濃いものだった。
第1部は、松崎氏の講演と当日出席の蔵元の紹介・インタビュー、第2部はきき酒、第3部が懇親パーティ・・という3部構成で3時間半に及ぶロングイベントであった。

原料米88種飲み比べ浦霞.jpg 第1部の講演で松崎氏は、今日は88どころか90品種の日本酒が集められたと語り、このように多様な原料米への関心が高まり、蔵元も米づくり運動などを通じて、日本酒を見直すきっかけになっていると語った。また、新しい品種が登場している背景、それで醸した酒の共通点、山田錦の60年に及ぶ優位性・・など興味深いテーマにふれていた。

 講演後は、出席蔵元13人それぞれが簡単に原料米の特徴を説明し、松崎氏 原料米88品種飲み比べ会場内.jpgがつっこんだ質問をぶつけるという形で、たっぷりと各蔵・地域特有の"原料米研究"が続けられた。(冒頭写真は蔵元=「雪の茅舎」斎藤社長=の原料米説明に松崎氏=右=がインタビューしているところ)

 印象的だったのは、参加者が熱心にメモをとる姿。単なるファンのレベルではない。こういうお客がきたら酒販店もタジタジであろう。

 その後、試飲&懇親会に移って、参加者は右写真に見るように、出席蔵元のブースや参考出品酒コーナーに群がって、なごやかな中にも熱気のあるパーティが続けられた。

 この日、出席した蔵元の主要銘柄(企業名・県名)と原料米の一部を紹介しておこう。

 国士無双(高砂酒造・北海道)吟風・彗星/雪の茅舎(齋弥酒造店・秋田)秋田酒こまち/刈穂・晴田(秋田清酒・秋田)陸羽132号・吟の精/浦霞(佐浦・宮城)ササニシキ・蔵の華/人気一(人気酒造・福島)人気しずく・夢の香/渡舟・府中誉(府中誉・茨城)渡船・ひたち錦/酵母のほほえみ(山梨銘醸・山梨)ひとごこち/彦八・苗加屋(若鶴酒造・富山)雄山錦・富の香/天領(天領酒造・岐阜)ひだほまれ/鈿女(うづめ(伊藤酒造・三重)神の穂/富久長(今田酒造本店・広島)八反錦/月山(吉田酒造・島根)佐香錦/瑞鷹(瑞鷹・熊本)玉苗・吟のさと

酒・・? ソフトドリンク・・?

悩ましき"アルコールフリー"飲料の急成長

   この8月3日に同時発売された2つの新製品が注目される。アサヒビールのアルコールフリー飲料「ダブルゼロ」と、サントリーの同「オールフリー」である。
低アルいろいろ.jpg どちらも"カロリー・ゼロ"、"アルコール・ゼロ"を謳い、サントリーはおまけに"糖質ゼロ"まで加えた"3つのゼロ"をアピールしている。プリン体も限りなくゼロに近いのだろう。ヘルシーなことこの上ない。

 が、これはなんなのだろう!? 酒なのか? ・・違うだろう。ソフトドリンク? ・・それもなんだかなぁ。

 いうまでもなく昨年来急成長中の"アルコールフリー"飲料、別名"ビアテイスト"飲料の キリンフリーのポスター.jpg新製品である。この市場では目下独壇場のキリン「フリー」「休む日のAlc.0.00%」2製品を追いかける後発メーカー2社の戦略商品のようだ。

 気の早いマスコミでは"ゼロ戦争勃発"などと呼びはじめているが、それもけっして大げさな表現ではない。この秋には、アサヒがRTD(レディ・トゥ・ドリンク、缶チューハイ・カクテル類)の"アルコールフリー"2製品を発売するというのだ。

 いまビール系でもRTDでも3%の"超低アル""低低アル"とでも呼ぶべき新タイプ飲料が台頭しているが、それを引っ張り出しているのは0%="フリー"飲料かもしれない。"ゼロの引力"侮るべからず。

 当初はドライバーや下戸の人向け需要をねらった飲み物であったはずが、今では"休肝日""昼間""アウトドア"など、TPOの広がりが市場を急拡大させている。一過性のキワモノ商品ではないことは確かだろう。

 しかし、これだけ"アルコールフリー"が目立ってくると、なにかと問題も浮上してくる。
 最大の問題は、これは商品カテゴリー上、酒類なのか、表示通りの炭酸飲料なのか、である。それは当然、未成年に販売していいのかどうか、という問題を浮上させる。これは直接販売する酒販店や飲食店にとって無視・看過できない
問題である。
 法的にはなんの問題もない、はずだ。アルコール全くナシの"炭酸飲料"なのだから。
それでも現時点の商品コンセプトやデザインのままで、清涼飲料の棚に並べたり、未成年に飲ませたりできるのか?

 もし、貴店で買った中学生が店頭でパカッとあけてグビグビ飲み始めたら、プハーッとやったら、どうしますか?
 世界初!! 日本人の技術力の高さ!!  は否定できない。しかし・・・悩ましき商品を大手メーカーは生み出したものである。
 

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2010年8月 4日

酒・・? 清涼飲料・・? どう扱うか?
悩ましき"アルコールフリー"飲料の急成長

低アルいろいろビール系.jpg この8月3日に同時発売された2つの新製品が注目される。アサヒビールのアルコールフリー飲料「ダブルゼロ」と、サントリーの同「オールフリー」である。
どちらも"カロリー・ゼロ"、"アルコール・ゼロ"を謳い、サントリーはおまけに"糖質ゼロ"まで加えた"3つのゼロ"をアピールしている。プリン体も限りなくゼロに近いのだろう。ヘルシーなことこの上ない。
が、これはなんなのだろう!? 酒なのか? 違うだろう。ソフトドリンク? それもなんだかなぁ。
 いうまでもなく昨年来急成長中の"アルコールフリー"飲料、別名"ビアテイスト"飲料の新製品である。この市場では目下独壇場のキリン「フリー」「休む日のAlc.0.00%」2製品を追いかけるメーカー2社の戦略商品なのだろう。
気の早いマスコミでは「ゼロ戦争勃発」などと呼んでいるが、けっして大げさではない。この秋にはアサヒがRTD(レディ・トゥ・ドリンク、缶チューハイ・カクテル類)の"アルコールフリー"2製品を発売するというのだ。
 いまビール系でもRTDでも3%という"超低アル""低低アル"とでも呼ぶべき新タイプ飲料がぐんぐん台頭しているが、それを牽引する引力は0%の"フリー"飲料といっていいだろう。"ゼロの引力"侮るべからず。酒税ゼロだけに、その優位性はなおさら侮れない。
 しかし、これだけ"アルコールフリー"が目だってくると、なにかと問題も浮上してくる。
 最大の問題は、これは商品カテゴリー上、酒類なのか、表示通りの炭酸飲料なのか、である。それは当然、未成年に販売していいのかどうか、酒販店や飲食店にとっての喫緊の問題につながる。
法的にはなんの問題もない、はずだ。アルコール全くナシの炭酸飲料なのだから。
 それでも現時点の商品コンセプトやデザインのままで、清涼飲料の棚に並べたり、未成年に飲ませたりできるのか? もし、貴店で買った中学生が店頭でパカッとあけてグビグビ飲み始めたら、プハーッとやったら、どうしますか?
 世界初!! 日本人の技術力の高さ!! は否定できない。しかし・・・悩ましき商品を大手メーカーは生み出したものである。